インテリジェンスが運営する転職サービスDODAは11月18日、「DODA 職種別平均年収ランキング2008」を発表した。2007年8月から2008年7月までに登録した転職希望者のうち、25歳から39歳までのユーザー約10万人の給与データを集計した。
全職種の平均年収は461万円(平均年齢30.5歳)で、前年比19万円減だった。多くの職種で平均年収が下落しており、同社では「2008年に入り、サブプライムローン問題や原油価格の高騰を背景とした国内の景気減速が影響」と分析している。しかし、「投資銀行業務」(総合1位、827万円、前年比35万円増)、「金融バックオフィス」(総合9位、555万円、前年比27万円増)、「ITコンサルタント」(総合4位、612万円、前年比10万円増)などは平均年収が増加。年収レンジの高い外資系出身者が転職活動を始めたことで、平均値が上昇したと同社では推測している。
IT、製造系のエンジニア23職種のランキングでは、「IT・通信:ITコンサルタント」「IT・通信:プロジェクトマネージャ」「電気・電子・機械・化学:セールスエンジニア・フィールドアプリケーションエンジニア」が上位となった。この3職種は総合ランキング上位10位以内にも入っている。
年代別に見ても、ITコンサルタントは「25〜29歳」「30〜34歳」「35〜39歳」の全年代で10位以内に入っている。また、プロジェクトマネージャは「25〜29歳」と「30〜34歳」で、セールスエンジニア・フィールドアプリケーションエンジニアは「35〜39歳」で10位以内に入った。
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