Authenticationセキュリティ用語事典

認証

» 2004年01月01日 10時00分 公開
[@IT]

 ネットワークやサーバへ接続する際に本人性をチェックし、正規の利用者であることを確認する方法。一般には利用者IDとパスワードの組み合わせにより本人を特定する。認証がなされると、本人が持つ権限でデータへのアクセスやアプリケーションの利用が可能となる。不正利用を防ぐため、パスワードの漏えいなどには十分な注意が必要である。

管理者が注意しなければならないパスワード運用のポイント

  • 内部のコンピュータネットワークに接続するすべてのネットワークシステムは、パスワードをベースとしたアクセス制御の機能を保有すること。
  • 適切な利用者ID/パスワード管理の仕組みを運用すること。
  • 登録された利用者情報は厳重に管理すること。
  • 一定期間使用されなかった利用者IDは無効にすること。
  • 異動などで利用者のアクセス権が変更になった場合は、速やかに対応すること。特に、社員が会社業務から離れる場合(休職・退職・出向など)は、速やかに利用者IDやアクセス権を無効にすること。

利用者が注意しなければならないパスワード運用のポイント

  • パスワードの管理は利用者の責任で行うこと。
  • パスワード漏えいなどが懸念される場合は、即座に情報セキュリティ管理者に連絡するとともに、パスワードを変更すること。
  • 利用者は推測しにくい6文字以上のパスワードを使用し、車のナンバープレート、住所、家族の名前、生年月日など、容易に類推できるパスワードを使用しないこと。
  • 容易に記憶できるパスワードにすること。
  • パスワードをメモに書き留めないこと。
  • パスワードは共有しないこと(ただし管理者用パスワードなどやむを得ない場合は除く)

 最近では、ニーズの多様化に伴い、下図のように認証手段も進化している。

イメージ図

関連用語

Authorization(認可)
シングルサインオン
バイオメトリクス認証

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