共通鍵暗号方式セキュリティ用語事典

共通鍵暗号方式

» 2004年01月01日 10時00分 公開
[@IT]

 暗号化と復号で同じ鍵を使う暗号方式。

 扱いが簡単であり、処理速度が速い半面、相手先ごとに固有の鍵を作成しなければならないこと、あらかじめ安全な方法で相手に鍵を渡さなければならないことから、限られた特定の相手とのやり取りに向いている。

 また自分のパソコンにデータを暗号化して保存する場合などにも有効。共通鍵暗号方式ではDESが有名。

 下表は、公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を比較したものである。

公開鍵暗号方式 共通鍵暗号方式
鍵の管理 相手が複数でも、秘密鍵は1つなので容易 相手が複数の場合、複数の秘密鍵が必要なので困難
鍵の交換 公開鍵を交換すればよい 秘密鍵の安全な交換が必要
鍵の交換時の危険性 改ざんにのみ注意が必要 盗聴されれば終わり
処理時間 長い(共通鍵暗号方式の数百〜数千倍) 短い
認証 第三者に証明できる 不十分

関連用語

RSA
DES(Data Encryption Standard)
公開鍵暗号方式
暗号アルゴリズム
暗号化/復号
電子署名

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