フィッシング詐欺の被害額はものすごい勢いで増えています。当然、フィッシャーたちは、もっとお金をだまし取ろうとして手口を巧妙にしていきます。
フィッシング(Phishing:造語)は、魚釣り(Fishing)のようにエサ(偽メール)をたらして魚(ユーザー)がかかるのを待っています。魚が賢くなってしまえば、エサに食いつくことがなくなります。
そこで考え出されたのがファーミング(Pharming:造語)です。農業(Farming)のように種をまいておいて、一気に収穫する手法です。種をまく方法には2種類あります。
1つはプロバイダなどが管理するDNS(インターネットの経路情報)を書き換えてしまう方法です。もう1つはウイルスやスパイウェアを使ってユーザーPC内のHostsファイルを書き換えてしまう方法です。
どちらの方法も、ユーザーが入力した正しいURLを、フィッシャーが用意した偽サイトのIPアドレスに変換してしまいます。しかし、Webブラウザ上では正しいURLがそのまま表示されているので、気が付きにくいのです。
5分で絶対に分かるフィッシング詐欺
4分 - ファーミングって何だ?
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