連載
» 2008年07月04日 00時00分 公開

PMの意図がチームに伝わらない理由メンバーに贈るプロマネ基礎講座(8)(2/3 ページ)

[田中亮,グローバル ナレッジ ネットワーク]

最初はマネジメント方針の策定から 〜「コミュニケーション計画」プロセス(第10章1項)

 これまでの知識エリアと同様に、今回のコミュニケーション・マネジメント知識エリアもマネジメント方針の策定から始まります。「コミュニケーション計画」プロセスでは、

  • ステークホルダーは、どのような情報を求めているのか
  • どのような方法、頻度で情報を伝えるのか
  • 情報伝達の責任者は誰か

などをまとめ、「コミュニケーション・マネジメント計画書」を作成します。

ステークホルダーへの情報伝達 〜「情報配布」プロセス(第10章2項)

 情報配布とは、ステークホルダーに対して必要な情報を提供するための活動です。コミュニケーション・マネジメント計画書に記述されている内容を基に定期的に会議を開いたり、電子メールを送信したりして情報を伝達します。また、不意にステークホルダーから要求があった場合にも、要求に応じて情報を提供します。

「実績報告」プロセス (第10章3項)

 実績報告のプロセスには2つの役割があります。

 1つは、プロジェクト作業におけるパフォーマンス情報の収集です。これは簡単にいってしまえば、作業の進ちょく状況ということになります。どのプロジェクトでも行っていることですね。

 もう1つは、収集した作業パフォーマンス状況をステークホルダーに伝達することです。これまで、さまざまな知識エリアの計画プロセスで、パフォーマンス測定ベースライン(具体的には、スコープ・ベースライン、スケジュール・ベースライン、コスト・ベースライン、品質ベースライン)が定義されています。それらのベースラインに対する実績を測定し、今後の予測をしたうえで、主要なステークホルダーに状況の報告を行います。この報告には、アーンド・バリューマネジメントなどが使用されます(「結構ややこしいぞ! アーンド・バリュー計算と分析」参照)。

「ステークホルダー・マネジメント」プロセス(第10章4項)

 プロジェクト・ステークホルダーは、さまざまな立場でプロジェクトに影響を与えます。プロジェクトマネージャは、プロジェクトを成功に導くために、積極的にステークホルダーに働き掛けを行い、ステークホルダーとの課題を解決していかなければなりません。ステークホルダー・マネジメントプロセスは、ステークホルダーとコミュニケーションし、課題の解決を行います。

 最後に、今回の範囲のおさらいをします。演習問題を解いて終わりましょう。

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