あなたの管理しているプロジェクトでは、プロジェクト内でのコミュニケーションについて計画を立てています。下記の中で、コミュニケーションの障壁(ノイズ)ではないものはどれでしょうか?
a. 重要な内容だったので、相手の反応を見ながら伝えた
b. プロジェクトメンバーにはさまざまな国の人が含まれる
c. 発信者と受信者は物理的に距離が離れている
d. メールで要件を伝えただけで確認しなかった
a
コミュニケーションの障壁に関する問題です。受信者が発信者の意図を理解するのを妨げる要素としては、物理的な距離、文化的な相違などが挙げられます。今回の問題の選択肢では、選択肢bや選択肢cが相当します。また、最近では、電子メールでのコミュニケーションの場も増えていますが、選択肢dも障壁となります。電子メールやFaxなどで要件を伝えた場合は、受信者がちゃんと受信したかを確認することが重要です。選択肢aのように、直接相手の反応を見ながらコミュニケーションをすることで誤解が生まれる可能性が低くなります。
あなたのプロジェクトのメンバーが10人から12人に増えることになりました。この結果、コミュニケーション・チャネルはどのように変化しますか?
a. 変化しない
b. 2だけ増加する
c. 21だけ増える
d. 22だけ増える
c
コミュニケーション・チャネルはメンバー数nに対して、
n × (n−1) / 2
で求められます。
もともとメンバーが10人だったことから、コミュニケーション・チャネルは、45です。その後、メンバーが12人に増え、チャネル数は、66になります。従って、メンバー数の増加に伴い、チャネル数は21だけ増えることになります。
田中亮
プロダクトマネージャ兼講師。保有資格は、米国PMI認定PMP、OCP:ORACLE MASTER GOLD。SEとして生産管理システムの開発を経て、グローバルナレッジへ転職。Oracle認定研修やデータベース関連コースの講師を担当後、PMPを取得。現在は、PM/SWEグループ プロダクトマネージャを担当する傍ら、講師としてプロジェクトマネージメントの研修やOracleの研修も実施している。いま関心のあることは、2人の息子の子育てと、ウイスキーを楽しむこと。
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