PCやケータイが日常のツールとなったことで、現代人の目の疲れはひどくなるばかり。酷使した目の疲れは、上手に取っておかねばならない。今回は疲れ目の対策についてレクチャーする。
先日ある雑誌で、「女性の体の部分で一番どこに目がいきますか?」というアンケート記事がありました。いまどきのイケメンビジネスマンのお答えとして多かったのが、顔! 胸! 脚!
うん、分かりやすさ抜群じゃないか、この回答は。顔っていわれても美容整形するお金も勇気もないけど、毎日ちゃんとダヴで洗ってるもんね。胸だってちゃんと分厚いパット入れているし、脚のスネ毛もたまにそってます。お、この調子でいけば、私、完ぺきじゃん! と、喜んで読み進めていたところ、その次が「目」? 顔なら分かるけど、「目」限定ですか。「目がいつも充血している女は引く」とのコメント……ガーン。24時間365日疲れ目の私はまさに「常に目が充血している女」じゃん。そうかー、オトコにいつも引かれる理由はコレだったのか。
考えてみれば、医者の仕事はけっこう目を酷使するんです。診察するときはもちろん、手術中だって特に細かい血管や神経をジッと見るし、最近は電子カルテだからPCに向かっている時間もすごく長いし。さらに私の場合、通勤電車で揺られながら本を読み、休み時間はニンテンドーDS。おまけに当直で疲れ果てた日はそのままカンファレンスルームのいすでコンタクト入れたまま爆睡……。こりゃ充血もするわ。
さてさて、疲れ目の原因はさまざまですが、働き盛りのビジネスパーソンに多いのはやはりPCやケータイの画面を長い時間見ることや、度の合っていないメガネやコンタクトの使用、暗いところでの目の酷使などですよね。また首や肩の疾患、仕事による精神的ストレスや過労などが疲れ目を引き起こすこともあります。うーん、私の場合、どれも当てはまっているような……。
PCといえば、最近耳にすることが多い「VDT症候群」。VDTとは「Visual Display Terminal」の略で、PCの画面などに長時間向かうことによって疲れ目や体のだるさ、またひどい場合には抑うつ症状など心の病気を引き起こすこともあるという病気です。ずっとディスプレイを見ていると、ピントを合わせるための目の筋肉が疲れて悲鳴を上げてしまいます。また、どうしても気付かないうちにまばたきが減ってしまうため目が乾き、ドライアイを引き起こします。また目だけではなく、ずっと同じ姿勢でいることから肩や首などにも負担が来るし、さらには心にまで影響が出ることもあるわけです。
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