本連載は、Linux 認定試験 LPICに対応しています。一般的なLinuxユーザーレベルのトピックは省略し、システム管理とサーバ管理の内容を取り上げています。また、LPIC対策だけでなく、関連するトピックについて系統的な理解を問う問題も出題しています。連載の特徴は、対象となるプログラムのバージョンを可能な限り明記していること、比較的新しくまとまった解説がまだ少ないトピック、重要だが理解しにくいトピックを優先して取り上げていることです。問題を解き、その解説を読むことにより実践でLinuxを活用できる力を身に付けます。
このトピックに関連した設定や試験問題を解く際には、以下の項目がポイントになります。
【1】複数の認証方式の優先順位が付けられている
(注)ユーザーの個人設定ファイルとしては~/.ssh/config があります。
主な認証方式についてのデフォルトの優先順位は、
の順です。
【2】公開鍵認証の仕組み
SSHバージョン2の場合:PubkeyAuthentication yes SSHバージョン1の場合:RSAAuthentication yes
$ ssh-keygen -t rsa
$ ssh-keygen -t dsa
【3】ホストベース認証の仕組み
SSHバージョン2の場合:HostbasedAuthentication yes SSHバージョン1の場合:RhostsRSAAuthentication yes
【4】パスワード認証の仕組み
PasswordAuthentication yes
(注)PAM認証を使用するかどうかは“UsePAM yes”あるいは“UsePAM no”指定できます。
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