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» 2022年03月25日 05時00分 公開

【Windows 11対応】Windowsプロダクトキーの確認方法Tech TIPS

Windows OSを再インストールする際など、インストール時に使用したプロダクトキーが分からなくなり、困ることがある。このような場合、プロダクトキーを調べるコマンドやツールを使うとよい。

[小林章彦, 島田広道,著]

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対象:Windows 8.1/10/11


再インストールを行う際などにプロダクトキーが要求されることが…… 再インストールを行う際などにプロダクトキーが要求されることが……
再インストールを行う際などにプロダクトキーが要求されることがある。しかし、昔と違ってPCにプロダクトキーが書かれたシールが貼られていない。プロダクトキーはどうやったら調べることができるのだろうか?

 以前はベンダーから購入したPCには、プリインストールされたWindows OSの「プロダクトキー」(「CDキー」とも呼ばれる)の情報が底面などにシールで貼られていた。そのため、それを見ればプロダクトキーは簡単に分かった。しかし、最近ではこうしたシールが貼られなくなっている(Windows 8以降、プロダクトキーがファームウェアに組み込まれるようになっており、シールが貼られなくなった)。

 ちなみに、Windows OSのプロダクトキーは、Windows OSのライセンス認証に使うもので、アルファベットと数字が混在した「XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX(5文字×5個)」形式の合計25文字のコードである。

ThinkPad X200sの底面に貼られていたプロダクトキーのシール ThinkPad X200sの底面に貼られていたプロダクトキーのシール
このPCはプリインストールがWindows Vistaであったため、Windows Vistaのプロダクトキーが書かれたシールが貼られていた。Windows 8より前はこのようにPCにプロダクトキーが書かれたシールが貼られているのが一般的だった。

 また、Microsoft StoreでWindows OSを購入したような場合(デジタルコピーを入手した場合)、プロダクトキーは購入後に届く確認メールに記載されている。だが、こうしたメールはなくしてしまいがちだ。Windows OSの市販パッケージを購入してインストールしたり、Visual Studioサブスクリプションなどで導入したりした場合も、プロダクトキーが分からなくなることが多い。

 このようにプロダクトキーが分からない場合、不具合が発生してWindows OSをクリーンインストールしたり、テスト環境の再構築が必要になったりすると、別のプロダクトキーを使うことになり、無駄にライセンスを消費してしまうことになる(Windows 10/11では「デジタルライセンス」となっており、クリーンインストールの際でもプロダクトキーを必要としないこともある)。

Windows 11の[設定]アプリの[システム]−[バージョン情報]画面 Windows 11の[設定]アプリの[システム]−[バージョン情報]画面
[設定]アプリの[システム]−[バージョン情報]画面では、プロダクトキーは確認できない。ここの「プロダクトID」欄はプロダクトキーとは異なるので注意してほしい。

プロダクトキー末尾の5桁を取得して重複の確認をする

 単純に使用しているプロダクトキーの重複を確認したいだけならば、コマンドプロンプトを開いて「slmgr -dli」「slmgr -dlv」というコマンドラインを実行して、プロダクトキーの最後の5桁を確認すればよい(キー全体の値は分からないので、再インストールには利用できない)。Visual Studioサブスクリプションなどで、既に利用済みのプロダクトキーを確認するだけならば、これで用が足りるだろう。

 ただし、ここで表示されるキーは、ファームウェアに保存されているもので、プロダクトキーを変更して、HomeからProにしているような場合は、現在使用しているProのプロダクトキーとは異なるので注意してほしい。

「slmgr -dli」を実行したところ 「slmgr -dli」を実行したところ
「slmgr -dli」を実行すると、プロダクトキーの最後の5桁が確認できる。プロダクトキーの重複を調べるだけならば、これで十分だろう。

ベンダー製PCならばWMICコマンドを使って確認できる

 ベンダー製のPCならば、コマンドプロンプトもしくはPowerShellを使ってプロダクトキーを調べることが可能だ。

 [Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「cmd」でコマンドプロンプトを起動する。コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して実行すれば、下画面のようにプロダクトキーがフルで表示される。ただし、自作PCやホワイトボックスPCのようにWindows OSのパッケージを購入してインストールしたような場合は、このコマンドではプロダクトキーが表示されないので注意してほしい。

 このコマンドで表示されるキーも、ファームウェアに保存されているものなので、プロダクトキーを変更している場合は注意が必要だ。

wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey


プロダクトキーを調べるコマンド

自作PCでWMICコマンドを実行する 自作PCでWMICコマンドを実行する
自作PCやホワイトボックスなどの場合、WMICコマンドでプロダクトキーが確認できない。

ベンダー製PCでWMICコマンドを実行する ベンダー製PCでWMICコマンドを実行する
ベンダー製PCでWMICコマンドを実行すると、プロダクトキーがフルに表示される。ただし、このプロダクトキーはファームウェアに保存されているものなので、プロダクトキーを変更している場合には注意が必要だ。

 同様にPowerShellのコマンドレットを使ってプロダクトキーを調べることも可能だ。Windows 10ならば、デスクトップを[Shift]キーを押しながら右クリックし、メニューから[PowerShellウィンドウをここに開く]を選択し、PowerShellを起動する([Windows]+「X]キーでクイックアクセスメニューを開いて、[PowerShell]を選択するなどしてもよい)。Windows 11ならば、[Windows]+「X]キーでクイックアクセスメニューを開いて[Windowsターミナル]を選択して、PowerShellを開くとよい。

 PowerShellウィンドウに以下のコマンドを入力すると、コマンドプロンプトでWMICコマンドを実行した場合と同様、プロダクトキーが表示される。

(Get-CimInstance -query 'select * from SoftwareLicensingService').OA3xOriginalProductKey

プロダクトキーを調べるPowerShellのコマンドレット

PowerShellのコマンドレットでプロダクトキーを調べる PowerShellのコマンドレットでプロダクトキーを調べる
PowerShellのコマンドレットでもプロダクトキーを調べることができる。

フリーソフトウェアを使ってプロダクトキーを調べる

 前述の通り、自作PCやホワイトボックスPCのようにWindows OSのパッケージを購入してインストールしたような場合や、プロダクトキーを変更しているような場合は、コマンドプロンプトやPowerShellでプロダクトキーを調べることはできない。

 このような場合、プロダクトキーを表示するフリーソフトウェアを利用するとよい。こうしたツールは幾つか提供されているが、そうしたフリーソフトウェアの中から、Superfly Inc.の「ShowKeyPlus」とRJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」の2つを紹介しよう。

「ShowKeyPlus」を使ってプロダクトキーを調べる

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