5回目のおばかアプリ選手権は、ありえないほどできのいいおばかアプリたちを、コレジャナーイロボ作者と堪能した。あなたのコレジャナーイは?
8月20日、都内において「第5回おばかアプリ選手権」が開催された。会場は秋葉原から微妙な距離にある、中学校をリフォームした多目的スペース「アーツ千代田3331」。これまでとはまた一味違った雰囲気で、おばかアプリのプレゼンが繰り広げられた。
今回司会を務めたのは、「コレジャナイロボ」などユルユルおばか玩具を手掛けるザリガニワークスの武笠太郎さんと坂本嘉種さん。
選手権を始めるにあたって、まずは司会のお二人の自己紹介からということで、ザリガニワークスとポリゴンマジックによるiPhoneアプリ「シリーズ生きる 土下座ボタン」を披露した。
このアプリは、もともとケータイストラップ商品の「土下座ストラップ」をアプリ化したもの。謝罪ボタンを押すと、アプリ内のキャラが土下座をしてくれるので、自ら土下座をすることなく万事解決する。
「土下座ってなかなかしづらいじゃないですか。そんな時はこのアプリを使っていただくといいですよ」(武笠さん)
また、Twitterとも連携しており土下座したことがフォロワーに伝わるようになっている。「いやー、この前土下座してたでしょ。大変だったね」なんて慰めの言葉をかけてもらえば、嫌な気分も吹き飛ばせるというわけだ。
最初に登場したのは、net8の「CouponDash」。これは、net8で開発した位置情報サービスの「Pinpondash」をベースに拡張させたWebアプリで、地図上に示されたクーポンを入手するために、スマートフォンやPC上でボタンを連打するというもの。つまり「クーポン争奪ゲーム」である。
猫も杓子もクーポンクーポンと叫ぶ様子を見て、「そんなに欲しけりゃ自ら取りに来い!」と思ったことがきっかけで開発したという。デモ用のクーポンが用意されたのは、会場近くにあるコンビニ。会場にいるスマートフォンユーザーやUstreamでイベントを視聴しているPCユーザーが参加して、実際にCouponDashを体験した。見事クーポンを入手した上位5名には、net8からクーポンの代わりとしてコンビニの商品がプレゼントされた(今回はあくまでもデモであり、実際にコンビニが実施したわけではないため)。
なお、今回のCouponDashはおばか選手権でのデモ用だが、Pinpondashのほうは実運用されている。APIも公開されており、開発者がそれを使ってPinpondashとのマッシュアップアプリを開発できるようになっている。
「ソーシャルおねえさん」は、キャバクラ体験が楽しめるという、大人向けのアプリだ。Facebookアカウントでログインすると、怪しい客引きが登場。誘われるままに入店すると2人のキャスト(キャバクラのお姉さん)から好きなほうを選び、お楽しみタイムが始まる。
セリフを選んで、女の子にタッチ(マウスクリック)すると、さまざまな反応を見せるとともにセリフを話す。クラウディアちゃんは基本的にツンツン系で、高圧的な態度をとってくれる。エムっ気属性のある殿方なら、まるで雲の上にいるようないい気分に浸れるだろう。「クラウディアちゃんは、昼はMSで夜はSMか?」なんて思ったりして。
「ソーシャルおねえさん」は、いわゆる人工無能プログラムといわれるものだが、コンソール系が多いことから、あえて女の子を登場させてお触り要素を加えたという。Windows Azure上に構築されており、音声合成にはMicrosoft Translatorが活用されている。
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