「pigg Fighter」は、Xbox 360のKinectセンサを使って画面上のキャラクターを操作する対戦型ゲーム。基本的に男女ペアで楽しむことになっている。
サイバーエージェントは、「リア充のサイバーエージェントだからこそ考えられた、リア充のリア充によるリア充のためのリア充量産型アプリ」と紹介。その理由は、男女で「きゃっきゃうふふ」とゲームを楽しんでいると、いつの間にか仲良くなって交際にまで発展するからだ。そんな魔法のようなアプリがあるなんてっ! さっそく、会場にいた女性を指名して、メンバー随一のキング・オブ・リア充である高岡さんと対決することに。
ゲームをしている2人を見ていると、「一緒に身体を動かすことで親近感を高める」「一緒にキャッキャウフフして、思い出を共有」といった効果で確かに仲良くなるのも納得だ。
現在、pigg Fighterはサイバーエージェントの受け付けに設置されており、誰でも自由に楽しめるようになっている。8月20日時点では、サイバーエージェント社員2000名のなかで、ピグファイターによって結ばれたカップルが52組存在するという。
開発チームでも、以前は上の名前に「さん」付けで呼び合っていたのが、pigg Figherの開発をきっかけに下の名前で呼び合うくらいに距離が縮まったという。
「MilkyWay」は、あまり会話をしたくない相手にメールを送るシステム。ハッテの岡本さんは「さっきの(サイバーエージェントの)プレゼンはリア充になるためのもの。これはその先の話」と、MilkyWayを紹介した。
リア充の行き着く先に何があるか。カップルになり、結婚したとして、その先にあるのは枯れたカップルの現実である。冷めた味噌汁、会話のない生活、一緒にいることさえ耐えられない地獄のような日々……。料理をしていて、パートナーに牛乳を買ってきてほしいと思うものの、しゃべる気なんて起きないし、メールを書くことさえ煩わしい。そこで活躍するのがMilkyWayである。
MilkyWayには、事前に「ミルク(牛乳)」「エッグ(卵)」「ゴム」など、スーパーで買うような商品が6種類登録されている。ダイヤルを回して選択し、ボタンを押すと、それを買ってきてほしいという旨のメールが送信される。いかに簡単に相手に意思表示するかを突き詰めたシステムとなっている。なお、岡本さんの夫婦生活は円満とのことだ。
チームDNPは、4つのアプリを紹介。といっても持ち時間の10分は変わらないので、1本あたり2分半でサクサクっとプレゼンを行った。
「RIA Hockey」は、FlashとSilverlightで実装されたエアホッケーゲーム。Webブラウザ上で動作するが、驚くのはFlashの部分とSilverlightの部分が1つのアプリのように動作するところ。やる方としてはぶっちゃけどっちでもいいのだが、この辺にこだわる業界人にとっては、エアホッケーの勝負がそれぞれのテクノロジーの勝敗を表しているようでマウスを握る手にも力が入りそう。
「iBooN」は、加速度センサで車の走行音やブレーキ音が鳴るiPhoneアプリ。車種を変えると音も変化するが、その中の1つには「ブーンブーン、カー○ブーンブーン」という、あのCMの女性タレント風の声が出るものも。
「Windows Hige Simulator」は、ヒゲをはやすWindows Phoneアプリ。「モテたい。モテるにはどうするか。ヒゲを生やせばモテるに違いない」という発想から開発された。顔の写真を撮るとパーツの位置を認識し、さまざまなヒゲを生やすことができる。スライダーを使って各種パラメータを調整することで、ヒゲの長さや形状を変更できる。
「リアル白刃取り」は、2台のiPhoneを使って真剣白刃取りの練習ができるアプリ。Bluetoothで通信し合うことで、刀で切りかかる側のアクションと受け止める側のアクションのタイミングから白刃取りが成功できたかどうかを判定する。何が起こるかわからない今の時代。街中で切りかかられた際の対応力を養うには絶好のアプリといえよう。
「Windows Hige Simulatorいいですね。顔認識アプリはけっこうありますが、きちんと位置合わせができるものは少ないです。このアプリはすばらしい。設定のHige Lengthというネーミングセンスもスゴクよかった。すぐにでも多言語対応させて海外展開してほしい」(高橋さん)
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