AWS Marketplaceに「ビッグデータ」カテゴリ、新設「MongoDB」や「SAP HANA One」などを用意

米Amazon Web Services(AWS)は11月16日、クラウドアプリのマーケットプレース「AWS Marketplace」にビッグデータのカテゴリを新設した。

» 2012年11月19日 16時22分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Amazon Web Services(AWS)は11月16日、クラウドアプリのマーケットプレース「AWS Marketplace」に、ビッグデータのカテゴリを新設したと発表した。

 新カテゴリは大量のデータの保存ならびに分析を支援する目的で追加されたものだ。ユーザーは自分の作業に適したEC2インスタンス上で、選択したアプリケーションを起動できる。新しいインスタンスタイプの「High I/O Quadruple Extra Large」で、遅延が少なく高性能のSSDストレージを利用することも可能だ。

 ビッグデータカテゴリは、「Collection and Storage」「Analytics and Computation」「Collaboration and Sharing」の3セクションで構成する。各セクションで提供する製品は以下の通り。

Collection and Storage:

  • Acunu Reflex――Apache Cassandra NoSQLデータベース
  • Couchbase――コミュニティおよびエンタープライズエディションのNoSQL
  • MongoDB――NoSQLデータベース(EBS RAIDストレージあり、なしを選択可能)
  • ScaleArc――MySQL負荷分散
  • HANA One――インメモリリアルタイムデータ分析

Analytics and Computation:

  • MapR M5――最適化されたApache Hadoopディストリビューション
  • TreasureData――Hadoopベースのクラウドデータウェアハウス
  • Metamarkets――データ関連分析
  • KarmaSphere――Amazon Elastic MapReduce向けのアナリスティクスワークスペース

Collaboration and Sharing:

  • Aspera Faspex――オンデマンドのデータ転送(速度は20Mbps)

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