Google Chromeのオムニボックス検索、ログインしなくてもSSLが標準に検索内容の盗み見防止に

米Googleは、オムニボックスからの検索について、Chrome 25(現在β段階)以降はユーザーがGoogleにサインインしていなくてもSSL経由で送信すると発表した。

» 2013年01月21日 15時53分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Googleは1月18日、アドレスバーと検索ボックスを統合したオムニボックスからの検索について、Chrome 25(現在β段階)以降はユーザーがGoogleにサインインしていなくても、検索内容をSSL経由で送信すると発表した。サインインしたユーザーについては2011年10月からSSL検索がデフォルトになっていたが、この措置をサインインしていないユーザーにも拡大する。

 SSL経由の検索に切り替えることにより、ユーザーのセキュリティとプライバシーが強化され、インターネットトラフィックの不正傍受による検索内容の盗み見を防ぐ一助になるとGoogleは説明する。

 通信をSSLに切り替える動きは主要サイトに広がっており、Gmailは2010年から、TwitterやFacebookは2012年からSSL通信をデフォルトとして採用。検索ではMozillaのFirefoxが2012年7月に、AppleのSafariも9月に、すべてのGoogle検索をSSLに切り替えると発表していた。

 ユーザー側では特に変化に気付かないはずであり、検索結果の表示はChromeに実装されたSPDYプロトコルのおかげで、むしろわずかに高速化するとGoogleは予想。ほかには目に見えるような影響は出ないはずだとしている。

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