Apache Software Foundation(ASF)は3月25日、「CloudStack」のトップレベルプロジェクト(TLP)への昇格を発表した。
Apache Software Foundation(ASF)は3月25日、IaaSクラウド構築・運用ソフトウェア「CloudStack」がインキュベータプロジェクトからトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格したと発表した。
CloudStackはもともとCloud.comの製品で、2011年に同社を買収したCitrixからASFに移管され、2012年4月にApacheインキュベータプロジェクトになった。ASFによれば、すでにプライベートとパブリック、ハイブリッドのクラウド環境でさまざまな組織に幅広く利用され、安定性が高くスケーラブルなプロダクションクラウドを構築できる製品として定評がある。
コードベースはCitrixからASFに移管された時点で成熟しており、インキュベータの過程ではコミュニティ形成とガバナンスプラクティスの確立に重点を置いてきたという。
TLPへの昇格についてASFは、「IaaSは次世代のITインフラであり、ITスタックにおけるそのような重要なレイヤのためには、オープンな標準とオープンガバナンスが求められる。従って、CloudStackがASFガバナンスの厳しい基準を満たしたことには大きな意義がある」(Apache CloudStack担当バイスプレジデント、チップ・チルダーズ氏)とコメントしている。
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