上記で紹介したCloudStackを使用したサービスの中で、今回はKDDIが提供している「KDDIクラウドプラットフォームサービス」を使って、CloudStackが使用されているサービスの利用イメージをご紹介します。
本稿で例示するKDDIのサービスに利用申し込みをすると、IDとパスワードが案内されます。案内に記載されたURLからログイン画面にアクセスし、所定のID・パスワードを入力すると、セルフポータルのトップ画面が表示されます。
ログイン後、専有サーバの作成画面にて、Hypervisorは「KVM」「VMware」から「VMware」を選択。ゾーンは「Tokyo」「Osaka」から「Tokyo」を選択。台数は2台を選択。最後に、「追加」ボタンを押します。数十秒で、専有サーバ2台が作成されます。
今回は、ハイパーバイザとしてオンプレミス環境で実績があるVMwareを利用することとしました。
同じ要領でBCP用の専有サーバ1台を「Osaka」ゾーンに作成します。
続いて、仮想サーバを作成する物理サーバを選択し、仮想サーバを作成します。ここでは以下の設定で行ってみました。
項目 | 設定内容 |
---|---|
OS | Windows 2008 SP2 Standard |
CPU | 4vCPU |
メモリ | 16GB |
OS領域ドライブ | 100GB |
追加ストレージ | 300GB |
デフォルトネットワーク | インターネット接続 |
追加ネットワーク | イントラネット接続を選択、 |
IPアドレス | 自動付与 |
「作成」ボタンを押すと、数分で起動状態になります。今回はクラスタ構成にするため、もう1台の仮想サーバを異なる占有サーバに作成しておきます。
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