日本コンピュウェア、システム管理ツールにサーバの遅延分析機能を統合遅延の原因となっている問題を特定可能に

日本コンピュウェアは6月7日、システムパフォーマンスの管理ツール群に、新たにサーバやリソースを監視して遅延を分析する機能を追加したと発表した。

» 2013年06月10日 18時12分 公開
[山口哲弘,@IT]

 日本コンピュウェアは6月7日、システムパフォーマンスの管理ツール群「Compuware APM」の1製品である「dynaTrace」に、新たに「PureStack」と呼ぶ機能を追加したと発表した。dynaTraceは「PurePath」と呼ぶ、ITサービスのエンド・ユーザーが実行したトランザクションをトレースして、どこで遅延したかを分析する機能を備える。PureStackは、PurePathに、サーバやリソースを監視する機能を統合したものである。

 PureStackは、ハイパーバイザやOS、ストレージ、プロセス、CPUなど、インフラの「スタック」に沿った健全性情報を自動的に収集し特定する。このインフラの健全性情報は、エンドユーザーやコードレベルのコンテキストなど、複数の階層にまたがるトランザクション情報が含まれている各PurePathに結び付けられる。

 例えばPurePathを使うと、トランザクションを分析して、遅延しているサーバを特定できる。その上でPureStackを使うと、追加設定なしにトランザクションの流れとインフラの拡張ビューが提供される。CPU使用率やプロセスが稼働しているかどうかといった遅延の原因となっている問題を突き止められる。

 対応するOSは、WindowsのほかLinux、AIX、Solaris、HP-UXなど。VMwareやXenといったハイパーバイザにも対応し、クラウド環境でも自動検出可能である。

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