設定すればすぐに使える「ターンキー型」のWeb・モバイルアプリ向けのサービスが正式リリースとなった。LAMP構成のWebアプリケーションも簡単に構築できる。
日本マイクロソフトはWindows Azureサービスにおいて、「Webサイト」「モバイルサービス」の正式運用を2013年6月27日から開始した。「Webサイト」は、PHPやnode.jsの動作環境が用意されているWebサーバインスタンスを利用できるサービス。
HTTPSを使用するセッション用にSNIとIPベースのSSL証明書の両方に対応したSSL機能も提供する。カスタムドメイン機能では、AレコードとCNAMEレコードの両方に対応する。
一方の「モバイルサービス」は、スマートフォンを対象としたアプリケーションのバックエンドを想定したインスタンスで、MySQLやSQLデータベースなどのデータベースなどが含まれる。この他、データベースへのカスタムアクセスAPIの提供、iOS、Android端末などへのプッシュ通知機能や、Facebookなどのアカウントによる認証機能も提供する。このため、開発の際にはフロントエンド部分に注力した開発が可能。
利用方法は非常に簡便で、Windows AzureのUI上の指示に従って設定を進めるとインスタンスがすぐに利用できるようになる。「モバイルサービス」では、設定が終わると、基本的なWebサイトテンプレートや設定済みのデータベースがその場でダウンロードできるなど、スタートアップ時の工程が非常に短時間で済む点が特徴だ。
利用する際には、他のパブリッククラウドサービス同様、クレジットカード情報などの課金情報の登録が必要だが、最初の1カ月間は1万7000円分の利用が無料になる。利用料金の詳細は下記の通り。利用者であれば、Windows AzureのWebサイトで利用総額や無料利用分の残高などが確認できるページも用意されている。
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