国内におけるITシステムの運用管理市場の調査レポートをアイティアールが発表。ITIL対応の浸透を追い風に、市場は2017年度まで拡大基調であると分析している。
調査会社アイティアールは、システム運用管理分野やITサービス管理分野など18の製品分野にわたる国内47のベンダに調査し、その結果を「ITR Market View:運用管理市場2013」として発行した。
主な内容は下記の通り。対象分野全体で市場が拡大基調にあるとしている。
このうち、特に国内ITサービス管理市場は、2012年度に11.3%増の伸び率を示し、2017年度には400億円超になると予測している。ITサービス管理市場には、サービスデスク/インシデント管理、IT資産管理、変更/構成管理、PC資産管理、エンドユーザー体験管理、SLM/BSM、キャパシティ計画などの製品が含まれる。
併せて公開している国内ITサービス管理市場におけるベンダ別の売上金額シェアでは、マイクロソフトが24.6%とトップ、第2位がヒューレットパッカードで14.6%、次いで野村総合研究所、CA Technologies、IBMの順になっている。
アイティアールではこの背景として、ITIL対応需要が着実に拡大していることが背景にあると分析、今後もこの動きが継続するとしている。調査資料の全体は「ITR Market View:運用管理市場2013」CD-ROM版に掲載されている。価格は19万9500円。
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