リリースされたばかりのOpenStack Havanaには、運用自動化などの機能が盛り込まれている。DevStackを利用して開発環境を構築する手順も紹介する。
日本仮想化技術のたまおきです。
日本仮想化技術のオフィスが渋谷駅徒歩5分の場所にあり、以前の職場と比べて通勤が楽になりました。表参道や原宿まで歩いていける距離にあるので、そちらを経由してたまに歩いて帰ります。「フライングタイガー コペンハーゲン」の入店のための待ち行列を見てウィンドウショッピングした気になることが多く、お店で買い物できるのはいつになるのだろうと思案しております。
1つ目はOpenStackの新バージョンであるHavanaについての話です。
OpenStackの8番目のリリースであるHavanaが2013年10月18日に登場しました。
大規模環境への対応や性能向上などの、既存コンポーネントの改善のほかに、リソースの使用量を計測・監視する「Metering(Ceilometer)」や、仮想マシンおよびアプリケーションなどの管理・運用の自動化を行う「Orchestration(Heat)」がコアコンポーネントとして公開されました。
CeilometerはOpenStackの各種コンポーネントのリソース消費を計測し、プロジェクト単位で集計します。リソース消費が閾値を超える(上回るor下回る)時にユーザーが設定したアクションを実施できます。
「使った分だけ課金する」ユーティリティコンピューティングを実現するためには必須の機能です。
Heatは仮想マシンやOSやアプリケーションやネットワークやストレージなどを一括配備・更新します。Amazon Web Service(AWS)にはAWS CloudFormationという機能があったのですが、これがOpenStackでも使えるようになりました。
開発者やシステム管理者はHeatのテンプレートを使用し、もしくはカスタムテンプレートを作成し、仮想マシンやアプリケーションなどを制御していきます。環境構築の自動化やオートスケーリング(需要に応じてサーバリソースを自動的に拡張・縮小する機能)の用途で使用できます。
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