Windowsストア初心者のために(主に、HTMLやJavaScriptを扱うWeb開発者向けに)、簡単なアプリを開発してWindowsストアに手っ取り早くデビューする手順を解説します。後編では、Visual Studioを使ってHTML/JavaScriptでアプリを開発する手順を簡単なサンプルを交えて解説し、Windowsストアに申請します。
前編の「Windowsストアにアプリを登録するための事前準備」で開発者登録を済ませたら、アプリを開発し、Windowsストアへ申請しましょう。Windowsストアアプリの開発にはVisual Studio 2012以降のバージョンが必要です(※Visual Studio 2013 Expressの場合は「Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows」のみ対応)。
Visual Studio 2012のインストールについては、前回解説しましたが、「Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows」を使う方は、「Download Center」からダウンロードしてインストールしておいてください。なお、本稿では「Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows」を使います。
まずは、Visual Studio(以下、VS)を起動してアプリを開発しましょう。VSが起動すると、以下の画面が表示されます。
最初に「プロジェクト」を作成する必要があるので(「プロジェクト」は1つのアプリを作成するたびに1プロジェクト作ります)、左メニューの[新しいプロジェクト]を選択してください。
すると、[新しいプロジェクト]と表示された赤枠のウィンドウが表示されます。ここでは使用言語を選択します。選択できる言語はJavaScript、Visual Basic、Visual C#、Visual C++のいずれかですが、本稿ではJavaScriptを使います。
赤枠ウィンドウ内の左側にある[テンプレート]をクリックし、出てきたメニューから[JavaScript]を選択してください。
真ん中にある[空のアプリケーション]を選択します。
本稿では[空のアプリケーション]を選択しますが、以下のようなレイアウトが最初から決まっているテンプレートもあります。
これらのテンプレートを利用すると、一部の内容変更だけで簡単にアプリを作成可能です。このテンプレートは、カタログ、ページ、リファレンスなどのコンテンツを持つアプリに向いてます。
以上の操作でプロジェクトの作成は完了です。
プロジェクトが作成されると画面の右側に[ソリューション エクスプローラー]が表示されます。
[ソリューション エクスプローラー]はプロジェクト内のフォルダーを表示します。
[ソリューション エクスプローラー]では、プロジェクト内のフォルダー・ファイルに対して主に、新しいファイルの追加やファイルの編集/削除、ソリューション、プロジェクト、項目のプロパティの表示といった操作が行えます。「css」「images」「js」(JavaScript)は各フォルダーに保存して使用します。
以下、[ソリューション エクスプローラー]に表示されるファイルです。
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