クラウドデータベースサービスが正式版に。セキュリティ面の処理などを盛り込んだSLA 99.95%のサービスとして提供する。
米グーグルは2014年2月11日、Google Cloud Platformでホスティングするフル管理型MySQLサービス「Google Cloud SQL」の正式リリースを発表した。顧客データの暗号化や99.95%のアップタイム保証を特徴とし、1インスタンス当たり最大500Gバイトのデータベースをサポートする。
Google Cloud Platformは2011年11月からプレビュー版が公開されていたMySQLデータベースサービス。正式版では自動的な暗号化機能を提供し、データベーステーブルや一時ファイルを含むデータを自動的に暗号化して保存する。近いうちにバックアップデータの暗号化も導入予定だという。
また、グーグル社内ネットワーク上のCloud SQLトラフィックも全て暗号化する他、外部接続にはSSLが利用できる。インスタンスに接続する全ホストおよびGoogle App Engineには認証を義務付けており、ユーザーアクセスはデータベースやテーブル、カラム単位でコントロールが可能になっている。
インスタンスは全て最大500Gバイトまでのデータが保存できるようになった。料金は最小構成のD0インスタンス(メモリ0.125Gバイト)が毎時0.025ドル、最大のD32インスタンス(メモリ16Gバイト)は46.84ドル。複数回、複数カ所で行われるデータの複製やデフォルトで自動的に作成される定期的なバックアップについては、この料金に含まれており、追加コストは不要だ。
SLAは99.95%の可用性を保証しており、20%の接続障害が1分間続いた場合はダウンタイムとみなすと規定した。
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