アニメーションを作っていると、同じ形の要素を複数動かすシーンを作ることがよくある。この場合、エレメントをシンボル化して、シンボルのインスタンスをアニメートさせるとよい。インスタンスはシンボルを参照しているので、シンボルを修正すれば、全てのインスタンスに変更が適用されるようになる。
シンボルをマスターしておけば、後々必ず役に立つはずだ。
アニメーションを作る上で重要なテクニックがモーションパスだ。今まで学習したアニメーションは直線的な動きしかできなかった。始点と終点の間のパスをEdge Animateでは「ベジェ曲線」で表現できるので、曲がったアニメーションを作ることができる。例えば、放物線を描くボールのようなものや、風に流される花びらなどだ。
モーションパスをマスターすると、単純なアニメーションが一気にリッチになる。
Edge Animateの基本をマスターしたら、応用テクニックも身に付けてみよう。Edge Animateではアニメーションを「レスポンシブWebデザイン」やリッチメディアへの対応も進められているのだ。
Edge Animateでアニメーションを作るときに、座標をピクセルではなく「%」で指定できる。これは「相対座標」といって、「ブラウザーのウィンドウを100%としたときに、どの辺にあるのか」を指定できるものだ。つまり、ブラウザーのウィンドウの幅に合わせてコンテンツを展開できるようになる。
モーションパスは入門編でも紹介したが、実はこのモーションパスは変形させることもできる。ベジェ曲線を思い通りに描くのはある程度の技術が必要だが、変形をうまく使えば意図したアニメーションに持って行くことも容易になるだろう。
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