Edge Animateは以前は音を鳴らすことができなかった(パブリッシュ後にJavaScriptを編集して鳴らすことはできた)が、現在は画面上で音の追加ができるようになっている。音が鳴らせるということは、コンテンツをよりリッチに見せられるということだ。
「Flashは終わった」「いやいや、まだ終わっていない」という議論がまだあちこちで聞こえてくる。Flashが使われなくなってきているとはいえ、古いサイトの改修案件やソーシャルゲーム、さまざまなサービスのモックアップ作成などでFlashは活用されている。
FlashはHTML5書き出し機能が搭載されている。「CreateJS」という技術を使ったもので、CC以前は拡張機能で実現されていた機能だ。コードは「ActionScript 3」ではなくJavaScriptを用いるのだが、拡張機能のときは煩雑だったスクリプト記述がちょっとシンプルに改修されている。
もちろん、面倒なスクリプトを記述しなくても、タイムラインのアニメーションはそのまま書き出ししてくれる。Flashの持つ便利なアニメーション作成の環境を利用して、マルチデバイスに対応したアニメーションを作成してみよう。
少々古い記事になるが、Flash CS6でのさまざまなパブリッシュ形式を解説している記事も紹介しておきたい。というのも、Flash CCとCS6は別物と言っていいほど違いがあるツールとなっていて、特に日本のソーシャルゲームでよく使われているFlash LiteはFlash CS6でしか扱えないのだ。
ActionScript 2.0で開発されたコンテンツのメンテナンスを行う際も、Flash CS6が必要となるので、CCだけではなくCS6もチェックしておくといいだろう。Creative Cloudならどちらもインストールできる。
今回はWebアニメーションツールにフォーカスして紹介した。最近ではWebサイトの中に小さな動きを加えるマイクロインタラクションというものも注目され始めている。技術の変化が激しい世界なので、過去作成したモノのメンテナンスを行う際、古い技術を知っているかどうかでも対応が大きく変わってくるだろう。
さて、Webサイトがあらかた作れるようになり、Webアニメーションも作れるようになったら、はやりの「フラットデザイン」も取り込んでWeb制作に生かせるようになろう。まずはフラットデザインがどんなものか理解して、絵心が無い人でもフラットデザインな素材が作れる「Adobe Fireworks」の使い方を例に、アイコンやボタンなどに使える素材の作り方を紹介するのでお楽しみに。
もちろん「Adobe Pinch In」では、すぐにFireworksの記事が読めるので、そちらも参照してほしい。
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