グーグルの人工知能を利用できるWebインターフェースが登場 Deep Dreamを簡単に体験

オズミックコーポレーションとイントロンワークスは7月7日、グーグルの人工知能アルゴリズム「Deep Dream」を利用できるWebインターフェースを公開した。

» 2015年07月08日 10時50分 公開
[@IT]

 オズミックコーポレーションとイントロンワークスは7月7日、グーグルの深層学習(ディープラーニング)アルゴリズム「Deep Dream」を利用できるWebインターフェースを公開した。

 Deep Dreamは、人工知能を用いた画像処理アルゴリズムの利用例としてグーグルが公開していたプログラムコードの一つ。画像を指定すると「そこに何が写って(描かれて)いるか」を、過去の学習パターンから判断し、元画像を学習済みのパターンで置き換えてその結果を出力する。

 このプログラムコードはオープンソースとして公開されていたが、実行には「Caffe」と呼ばれる深層学習フレームワークが必要で、人工知能の研究者以外が利用するのは難しかった。 

 オズミックコーポレーションとイントロンワークスは、深層学習アルゴリズム実行環境をクラウド化することで、Web上からDeep Dreamを体験できる環境を構築。公開されたWebインターフェースで、サイトに画像をアップロードするだけで、Deep Dreamの出力結果を得ることができる。同サイトには、公開初日に1万3000枚の画像が投稿されたという。

ALT Deep Dreamが出力した画像の例。各部が動物などの画像に置き換えられている(出典:ValuePress!

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