Mozilla、「Windows 10」対応の「Firefox」最新版をリリース:悪意あるWebサイトのブロック機能などを追加
Mozilla Japanは2015年8月12日、Firefox最新版のリリースを発表した。Windows 10に対応する他、悪意あるWebサイトのブロック機能などが追加された。
Mozilla Japan(以下、Mozilla)は2015年8月12日、同社が提供するWebブラウザー「Firefox」の最新版(バージョン 40.0)をリリースした。Windows 10に対応する他、悪意あるWebサイトのブロック機能などが追加された。
Firefox バージョン 40.0 画面イメージ(出典:Mozilla)
Firefox バージョン 40.0では、Microsoftが2015年7月29日にリリースした「Windows 10」に対応する他、以下のような機能が追加されている。
- 悪意あるソフトウエアを含む可能性のあるWebサイトへのアクセス時に、警告を表示する機能(グーグルの「セーフ ブラウジング」と連携)
- 新規タブを開いた時に表示される「タイル」の内容を、ブラウズ履歴などからサジェストする機能
- Mozillaが提供するWebRTC(Web Real-Time Communication)ベースのビデオ通話アプリである「Firefox Hello」で会話を始める際に、特定のタブのURLを「話題」として指定できる機能
また、前バージョンから以下のような点が変更された。
- Mozillaによって署名されていないアドオンに対して、警告が表示されるようになった
- <iframe>、<img>、<script>などのリソースのうち、ページ自体と生成元が違うものについては、HTTP 401 Basic認証ダイアログを表示できないようにした
- JPEG画像の拡大/縮小時のメモリ使用量の削減により、描画が高速化された
(その他の追加・変更点についてはリリースノートを参照)
他にも開発者向け機能として、パフォーマンスツールに新たに3種類のビューが追加され、ページのルーラー表示などが改善された。
パフォーマンスツールに追加された3種類のビュー。左から「ウォーターフォールビュー」「コールツリービュー」「フレームチャートビュー」(出典:Mozilla)
なお、同バージョンはMac、Linux、Android向けにもリリースされている。
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