OpenStack技術者認定試験がスタート2015年10月26日から受験可能に

OpenStack技術者認定試験「OPCEL認定試験」がスタートする。ディストリビューションやバージョンに依存しない普遍的な知識を問う内容だという。

» 2015年09月30日 21時25分 公開
[原田美穂@IT]

 エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2015年10月26日から「OPCEL認定試験(OpenStack技術者認定試験)」の配信を開始する。受験予約は2015年9月28日からピアソンVUEで受け付けている。試験は90分のコンピューターベースドテスティング方式、受験料は3万円(税別)。合格者は「OPCEL認定プロフェッショナル」に認定される。

 試験はNEC、富士通、日立およびOpenStackの技術コミュニティの協力を得て開発、ディストリビューションに依存しない内容で構成したという。試験で前提とするバージョンはOpenStack Kiloだが、バージョン固有の依存関係を最小限にしていることから、最新バージョンがリリースされた場合でも、認定資格の有意性は維持できるとしている。

 出題範囲は以下の通り。

  • OpenStack のアーキテクチャとデプロイメント
    • クラウドコンピューティングの概念
    • OpenStackのアーキテクチャと設計
    • OpenStackのインストレーションとデプロイメント
  • 必須管理サービス
    • アイデンティティサービス、認証と認可
    • ダッシュボードとRESTful API
    • テレメトリ
    • オーケストレーション
  • イメージとデータストレージ
    • イメージサービス
    • イメージの作成
    • ブロックストレージ
    • オブジェクトストレージ
  • ネットワーキング、コンピューティングおよびインスタンス管理
    • ネットワーキングサービス
    • コンピュートサービス
    • ベアメタルプロビジョニング

 なお、対策教材として2015年10月下旬に「OPCEL認定試験 対策教科書(仮題)」(日本仮想化技術著)、2016年2月に「OpenStack構築運用トレーニングテキスト -OPCEL認定試験対応-(仮題)」(ナレッジデザイン著)が出版される予定だという。

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