ドコモがスマートフォンとBLEデバイス間の連携プラットフォームを発表。APIも無償公開する。アプリもデバイスも自由に開発できる。
NTTドコモ(以下、ドコモ)は2015年11月25日、スマートフォンアプリとBluetooth Low Energy(BLE)対応のデバイスを連携させるためのプラットフォーム「Linking(リンキング)」を発表した。開発者向けのAPIも公開している。同時に、「Project Linking」を立ち上げ、パートナー企業とともに、スマートフォンと外部機器を連携したサービスの開発や提供を行う。
Linkingは、複数のスマートフォンアプリと複数のデバイスとの連携情報を一元的に管理し、アプリとデバイスを相互に簡単に連携させるためのプラットフォーム。Linkingの仕様に対応したアプリおよびデバイスであれば自由に組み合わせて利用できる。
ドコモではLinkingの利用例として、スマートフォン画面を見ることなく「スマートフォンとデバイスの距離が離れた場合の通知」「天候情報の通知」をデバイス側で行うなどのアイデアを挙げている。
ドコモではLinkingプラットフォームの発表と同時に、「Project Linking」を立ち上げ、パートナー企業とともにスマートフォンと外部機器を連携したサービスの開発や提供を行う。
Project Linkingのポータルサイトでは、Linking対応アプリやLinking対応デバイスを開発するためのAPIも公開されている。ドコモでは「iコンシェル」を始めとするサービスアプリとLinking対応デバイスが連携するためのLinkingアプリを2016年1月から提供する予定だという。
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