米グーグルがMySQL互換マネージドサービス「Cloud SQL」の第二世代を発表1万5000IOPS、10TBデータ、104GBメモリまでスケール

MySQL互換のクラウドデータベース「Cloud SQL」がパフォーマンスを強化。1万5000IOPS、10TBデータ、104GBメモリまでスケールする。

» 2015年12月16日 14時49分 公開
[新野淳一Publickey]

 米グーグルはマネージドなMySQLをクラウドで提供するサービス「Cloud SQL」を強化し、高性能でスケーラブルにしたことを発表しました。

 強化されたCloud SQLは、最大で1万5000IOPSの性能を発揮、10Tバイトまでのデータを扱えるようになり、インスタンスごとに104Gバイトメモリまで搭載されるようになりました。

強化されたCloud SQL(出典:米グーグル)

 下記はグーグルが発表した従来のCloud SQLとの性能比較。赤いグラフが従来のCloudSQLで、8スレッド当たりで性能が頭打ちになっていますが、新しいCloud SQLでは性能がリニアに向上しています。

グーグル社内での性能評価の結果(出典:米グーグル)

 Cloud SQLはマネージドサービスとして提供されるため、データベースに対するバックアップやパッチの適用、万が一サーバーが落ちたときのフェイルオーバーなど、運用に関わる作業は全てグーグルが行うため、利用者は一切気にする必要がありません。

 Cloud SQLは、Google Compute EngineのインスタンスやGoogle App EngineのManaged VMから利用可能。また、MySQLと互換性があるため、MySQLに対応する既存のツールが使えると説明されています。


(本記事はPublickeyから許可を得て一部@IT向けに加筆・修正して転載しています。転載元


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