「Apache Spark」の開発を主導する米Databricksが自社のクラウドベースビッグデータプラットフォームの無料版をApache Spark学習者向けに提供する。招待制のβプログラムを近く開始し、2016年第2四半期に正式版をリリースする。
オープンソースの高速な大規模分散データ処理フレームワーク「Apache Spark」の開発を主導する米Databricksは2016年2月17日(米国時間)、同社のクラウドベースのビッグデータプラットフォーム「Databricks」の無料版「Databricks Community Edition」のβ版を発表した。
Databricksは、クラウドベースの統合型ワークスペースにより、Apache Sparkを簡単に利用できるプラットフォーム。無料版のCommunity Editionでは、ユーザーは6GBのマイクロクラスタ、クラスタマネジャー、ノートブック環境を利用して、シンプルなアプリケーションのプロトタイピングを行える。Databricksプラットフォームを使って自分のノートブックを無料で共有およびホストすることが可能。
また、Apache Sparkのトレーニングリソースが豊富に用意されており、DatabricksはCommunity Editionについて、「開発者やデータサイエンティスト、データエンジニアなど、Sparkを学習したいIT担当者に最適」と述べている。
β版の利用は招待制になっており、Webページでβプログラムへの参加申し込みを受け付けている。申込者には数週間後に電子メールで招待状を送るとしている。
β版は数カ月後に広く公開され、2016年第2四半期の遅い時期に正式版がリリースされる予定。
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