Azureを全面採用したIoT構築サービス初期投資を低減

ソフトバンク・テクノロジーは2016年3月10日、IoT構築サービスの提供を開始した。プラットフォームに「Microsoft Azure」を採用する。

» 2016年03月14日 14時00分 公開
[@IT]

 ソフトバンク・テクノロジーは2016年3月10日、IoT構築サービスの提供を開始した。プラットフォームに「Microsoft Azure」を採用しており、IoT基盤構築をワンストップで提供できることを特徴とする。

「IoT構築サービス」のイメージ

 具体的には、Microsoft Azureの他、IoTデバイスと双方向通信を実現するサービス「Microsoft Azure IoT Hub」や、IoTデータの蓄積や分析のためのサービス「Azure SQL Data Warehouse」「Azure Machine Learning」などを組み合わせて提供する。

IoT構築サービスの構成要素
サービス 機能
Azure IoT Hub センサーデータ収集、デバイス認証/管理機能を提供するサービス
Azure Stream Analytics ストリームデータ処理機能を提供するサービス
Azure Data Factory データ移行や変換をワークフローで自動化するデータ統合サービス
Azure SQL Data Warehouse データウェアハウスサービス
Azure Data Lake 分析プラットフォームサービス
Azure Machine Learning 機械学習モデル開発/実行サービス
Azure HDInsight Hadoopサービス
Microsoft Power BI BIサービス

 ソフトバンク・テクノロジーでは、「製造業において、工場内のセンサーデータを可視化し、解析結果をフィードバックする仕組みを構築するには、1億円以上の初期費用が掛かる」と試算。一方で、IoT基盤にクラウドサービスを利用して、AzureとMicrosoft Power BIの組み合わせで実現すれば、「コストは初期費用が50%程度、運用費用が6分の1程度」で済むとしている。

IoT構築サービスの適用例

 同社では、IoT構築サービスのオプションとして、各種PoC(Proof of Concept:概念実証)オプションも提供する。

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