既に触れましたが、2016年6月もしくは7月にDeferred Channel向けに提供予定の次のリリースを先行評価できるFirst Release for Deferred Channelが、2016年3月のバージョン「16.0.6741.2014」からスタートしています。
Deferred Channel向けの次のリリースで追加される予定の新機能については、以下のWebサイトの「First Release for Deferred Channel March 8, 2016 Version 16.0.6741.2014」で確認できます。例えば、Officeアプリで「Officeテーマ:黒」が新たに利用可能になります(画面1)。
前述したように、2015年9月から始まったFirst Release for Deferred Channelは、そのまま2016年2月にDeferred Channelに移行しました。新しいFirst Release for Deferred Channelのリリースを評価するには、次のいずれかの方法であらためてFirst Release for Deferred Channelを選択する必要があります。
組織全体または特定のユーザーに先行リリースへのアクセスを許可し、Office 365ポータルからOffice 365 ProPlusの最新バージョンをインストールする(画面2、画面3)。
「Office 2016の管理テンプレート」を使用して以下のポリシーを有効化し、分岐識別子として「Validate」を指定して適用した後、Officeアプリを手動で更新する(画面4)。「Validate」の変わりに「Current」を指定すれば、Current Channelに変更することも可能。
「Office 2016 Deployment Tool」で、「Configuration.xml」に「Branch="Validate"」を指定してインストールする。「Validate」の代わりに「Current」を指定すれば、Current Channelに変更することも可能。
なお、Office 2016の管理用テンプレート、Office 2016 Deployment Toolは、それぞれ以下のWebサイトからダウンロードできます。
岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Cloud and Datacenter Management(Oct 2008 - Sep 2016)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジーを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手掛ける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。
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