英DCProfessional Development(DCPro)の「データセンター専門家育成」に向けた研修/資格制度が日本でも始まる。2016年9月より日本語での基礎コースを開設する。
ニスコムは2016年7月25日、英DCProfessional Developmentのデータセンター専門家育成に向けた研修/資格制度「DCPro」を日本で展開すると発表した。
昨今、クラウドサービスのインフラを担うデータセンターの運用管理業務は、クラウド需要の増加とともにビジネスの根幹をなすほどに重視されるようになっている。この高い需要と比例し、運用管理に必要なスキルもますます複雑化/高度化している。ビジネス競争力のさらなる強化のために、データセンター運用管理者のスキル向上や継続的な育成も必須となっている。
同社が提供するのは「Data Center Design Awareness(DCDA)」と呼ばれるコースで、2016年9月5日より日本語で講座を開始する。DCDAは、データセンターの運用管理に必要な分野を幅広く学習できる基礎コース。今後、より上級の「Energy Efficiency Best Practice(EEBP)」コースも設置する予定で、この2つのコースを修了することで、資格の1つである「Data Center Practitioner(DCP)」に認定される。
DCProでは、こうしたデータセンターの中核を担う基礎スキルをカバーするコースと、キャリアに応じた上級スキルをカバーするためのフレームワークを構築しているという。トレーニングは、オンサイトのクラス型と、eラーニングによるオンライン型がある。いずれのコースも、修了すると国際的な認証資格が与えられる。
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