GMOインターネットが、企業向けクラウドプラットフォーム「Z.com Cloud」を刷新。IaaSを主軸に、ドメイン取得からSSLや決済機能、バックエンド業務など、GMOインターネットグループが提供する、ビジネスの躍進に必要なサービスもワンストップで提供する。
GMOインターネットは2016年8月4日、企業向けクラウドプラットフォーム「Z.com Cloud」の提供を開始した。クラウドインフラストラクチャを提供するIaaS(Infrastructure as a Service)型サービスを主軸に、「導入前のコンサルティング」「システムの構築/運用/監視」といった、クラウド基盤の選定/運用に必要なサービス、さらにGMOインターネットグループが提供する「ドメインの取得や管理」「SSL」「決済」「集客支援」「コンタクトセンター」といった、ビジネスに必要なソリューションをワンストップで提供できることを他社IaaSへの差別化ポイントに据える。
例えばECサイトの構築ならば、独自ドメインの取得には同社グループのレジストラ(ドメイン登録業者)である「お名前.com」のサービスを使い、SSLは「GMOグローバルサインの証明書サービス」を、サイト構築に「GMOシステムコンサルティングのサービス」を、決済機能は「GMOペイメントゲートウェイのサービス」を利用することで、クラウドベースでの一連の機能やサービスをまとめて構築でき、一元的に管理できる。
GMOインターネットには、ゲーム専用のクラウドサービス「GMO アプリクラウド」や、クラウドプラットフォーム「ConoHa」などのクラウド基盤も用意。今回のZ.com Cloudではこれらの既存サービスで蓄積したノウハウを基に、同社グループのリソースを有効に活用しながら、既存のサービスでは対応しきれなかった顧客のニーズに応えていくという。
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