さくらインターネットとABEJAが、IoTプラットフォームの活用で連携。「さくらのIoT Platform」とディープラーニングを活用した情報解析/可視化サービス「ABEJA Platform」をAPI経由で接続し、両社のクラウドサービスを横断して利用できるようにする。
さくらインターネットとABEJAは2016年8月26日、2016年冬をめどに両社のクラウドサービス「さくらのIoT Platform」と「ABEJA Platform」をAPI経由で接続し、連携すると発表した。IoT(Internet of Things)プラットフォームとディープラーニングを用いた情報収集/解析/可視化を行うクラウドサービスを閉域網でつなぎ、1つの基盤上から活用できるようにする。
さくらのIoT Platformは、2016年度内に正式開始を予定するクラウド型IoTプラットフォーム。「さくらのIoT通信モジュール」とキャリアネットワークを閉域網で接続し、ストレージ、データベース、ルールエンジンを含むバックエンドや外部のクラウド、アプリケーションサービスと連携できるAPIまでを垂直統合型で提供する。ABEJA Platformは、ディープラーニングを活用した情報収集/解析/可視化のためのクラウドサービスで、小売/流通業を中心に導入が進められているという。
両サービスのAPI連携によって、それぞれのサービスをクラウド上でシームレスに利用できるようになるという。例えば、さくらIoT通信モジュールを用いてIoTデバイスから収集したデータに対してABEJA Platformでリアルタイム解析を行い、解析結果から各デバイスへ自動的かつリアルタイムにフィードバックをかけるといった、自律的な双方向のやりとりを可能にする。この他、AI技術を活用した自動デバイス制御の支援といった新たなサービスの展開も計画されている。
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