マイクロソフトが、クラウド型データウェアハウスサービス「Azure SQL Data Warehouse」の提供リージョンを拡大。従来の14リージョンに加えて、「東日本」など4リージョンを追加した。
米マイクロソフトは2016年8月31日(米国時間)、クラウド型データウェアハウス(DWH)サービス「Azure SQL Data Warehouse(以下、SQL Data Warehouse)」の提供リージョンを拡大したと発表。従来の世界14リージョンに加えて「北ヨーロッパ」「東日本」「ブラジル南部」「オーストラリア南東部」の4リージョンを追加した。
SQL Data Warehouseは、フルマネージドでPB(ペタバイト)スケールのデータ量までカバーするクラウド型DWHサービス。大規模なDWHであっても数分でプロビジョニングできること、伸縮性に富み、数秒で最大60倍までスケールアップできること、仮想マシンの仕様とストレージは独立してスケーリングできること、バーストからアーカイブまで、さまざまなシナリオに利用可能なことを強みに挙げる。
また、SQL Data Warehouseは、SLA(Service Level Agreement:サービス保証品質)で99.9%が保証される。マイクロソフトによると、「可用性に関するSLAを顧客に提供する、現時点唯一のパブリッククラウド型DWHサービスだ」という。リージョン全体が障害に見舞われたとしてもデータを継続して運用できるよう、データベースのバックアップを「Microsoft Azure」の任意のリージョンに置ける「Geo-Backups」などの機能も利用できる。
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