DelphiとC++BuilderのStarterエディションが無料に従来は3万8000円

エンバカデロ・テクノロジーズは「Delphi 10.1 Berlin Starter Edition」と「C++Builder 10.1 Berlin Starter Edition」を無期限の無料版として提供する。

» 2016年09月28日 15時00分 公開
[@IT]

 エンバカデロ・テクノロジーズは2016年9月27日、統合開発環境「Delphi 10.1 Berlin Starter Edition」と「C++Builder 10.1 Berlin Starter Edition」を無期限の無料版として提供すると発表した。これまではそれぞれ3万8000円(税別)で販売していたもので、無期限の無料版提供開始に伴い、いずれも販売を終了した。なお、Professional、Enterprise、Architectの各エディションは引き続き販売する。

photo Delphi/C++Builder Starter Editionの操作画面

 DelphiとC++Builderは、それぞれObject Pascal言語/C++言語によるRAD(Rapid Application Development)開発ツール。Microsoft Visual Basicのように視覚的にユーザーインタフェースを構築し、イベント駆動型のネイティブプログラムを開発できる。

 無料版のStarter Editionは、個人または5人以下の企業/組織のユーザーが利用できるエディション。Professionalなどの有償版との主な違いは、Starter EditionではWin32アプリケーションの開発のみに制限される点。また、開発したアプリケーションによる収益が1000ドル(約10万円)を超える場合は、Professional以上のエディションを購入する必要がある。有償版はWin32に加えて、Win64やOS X、Android、iOSで稼働するアプリケーションのクロス開発にも対応する。

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