Amazon Web Services(AWS)は年次イベント「AWS re:Invent 2016」で、組織における複数のAWSアカウントの一括管理および階層的アイデンティティ管理を実現する「AWS Organization」を、限定プレビュー機能として発表した。また、ストレージ関連で複数の発表をしている。
Amazon Web Services(AWS)は年次イベント「AWS re:Invent 2016」で、組織における複数のAWSアカウントの一括管理および階層的アイデンティティ管理を実現する「AWS Organization」を、限定プレビュー機能として発表した。また、Amazon S3とAWS Storage Gateway関連で複数の発表をしている。
AWS Organizationでは、「組織」の下に、複数のAWSアカウントを所属させる形で管理ができる。また、複数のAWSアカウントにまたがり、支払いを一括することができる。
AWS Organizationは、AWS利用管理の階層化だと表現することができる。AWSアカウントを階層的な組織ユニット(OU)に組み込める。すなわち、ユーザー組織の構造に、AWSアカウントおよびユーザーをマッピングできる。そして、組織、OU、AWSアカウント単位で組織としてのコントロールを効かせることができる。
例えば、特定のサービスアクションについての権限ポリシーをAWS Organizationsで作成し、これを特定の(AWSアカウントにマッピングされた)OUに属するユーザーに対し、一括適用できる。
Amazon S3 Storage Managementでは、4つの発表がなされている。
一方、オンプレミスのデータをAWSにバックアップ/アーカイブする機能を提供しているAWS Storage Gatewayでは、2016年12月1日付けで3つの変更を行うと発表した。まず、ボリュームおよび仮想テープの料金を値下げする。また、ゲートウェイ利用料金は、月額固定から、AWSへのデータ書き込み量に基づく従量課金に変更される。さらに、仮想テープのデータ取り出しに関する料金体系がシンプル化、速度に基づく料金から、GB単位の料金になる。
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