Gear VRとは――UnityでAndroidアプリを開発するための環境構築Unityで始めるVR/AR開発入門(1)(3/4 ページ)

» 2016年12月12日 05時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]

Galaxy S6と接続するための設定

 Android StudioからGalaxy S6に接続するための設定を行っていこう。

Android Studioでの設定

 前ページの図28の赤い四角で囲った「Configure」の横にある▼をクリックする。表示されるメニューから、「SDK Manager」を選択する(図29)。

図29 「SDK Manager」を選択する

 筆者の持っているGalaxy S6のOSはAndroid 6なので、これに対応したバージョンにチェックを入れる。ついでに5.1と7.0にもチェックを入れておいた。この状態から「OK」をクリックする(図30)。

図30 Androidのバージョンにチェックを入れて「OK」をクリックする

 インストールされたコンポーネントの名前が表示される。「OK」をクリックする(図31)。

図31 「OK」をクリックする

 「License Agreement」の画面が表示されるので、「Accept」にチェックを入れて、「Next」をクリックする(図32)。

図32 「License Agreement」の画面が表示される

 図32から「Next」をクリックすると、ダウンロードしておいたコンポーネントのインストールが開始される(図33)。

図33 コンポーネントのインストールが開始された

 全てのコンポーネントがインストールされたので、「Finish」をクリックする(図34)。

図34 「Finish」をクリックする

adb(Android Debug Bridge)へパスを通す

 Windows 10の「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」と選択して「システムのプロパティ」を表示する(図35)。

図35 システムのプロパティを表示

 図35の赤い四角で囲った、「環境変数」をクリックする。「ユーザー環境変数」から「新規」ボタンをクリックして、「PATH」という項目で、adb(Android Debug Bridge)がインストールされているパスを設定する。筆者の場合は図36のような設定になる。

図36 platform-toolsフォルダへのパスを設定した

 「OK」ボタンをクリックするとパスの設定は完了だ。パスは図17の下の欄に記載されている「C:\Users\ユーザー名\」以下のフォルダを指定することになる。メモ帳に控えておいたパスのplatform-toolsフォルダを指定する。

 では、実際にパスが通っているかを確認してみよう。コマンドプロンプトから下記のコマンドを入力して、図37のように表示されればOKだ。

adb version
図37 Androidのバージョンが表示された

Oculus開発者サイトでデバイスIDを登録する

 続いて、Oculus開発者サイトで持っているGalaxy端末のデバイスIDを登録しよう。いろいろなやり方があるが、一番簡単なのは、コマンドプロンプトに下記のコマンドを入力する方法だ。

adb devices

 すると図38のようにデバイスIDが表示されるので、これを控えておこう。

図38 デバイスIDがコマンドプロンプトに表示された

 下記URLのOculus開発者サイトに入り、ログインする。

 ログインした状態で下記URLを開く。

 表示される図39の赤い四角で囲った中に、先ほど控えておいたデバイスIDを入力して、OSIG(Oculus Signature File)ファイルを生成し、「Download File」ボタンをクリックして、適当なフォルダに保存しておく。ファイル名は先頭に「oculussig_デバイスID」という名称のファイル名となる。

図39 OSIG(Oculus Signature File)ファイルの生成

 これで、デバイスIDが登録できたので、次はUnityのインストールを行おう。

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