ビットバンクがビットコインの新たな取引所「bitbank.cc」を開始。併せて、bitbank.ccと同等の機能を持つ事業者向け導入パッケージ「bitbank for broker」の提供も始めた。
ビットバンクは2017年3月1日、仮想通貨「ビットコイン」の新たな取引所「bitbank.cc」の運営を開始したと発表。併せて、bitbank.ccと同等の機能を持つ事業者向け導入パッケージ「bitbank for broker」も提供する。
bitbank.ccは、同社がこれまで提供してきたビットコイン取引所から操作性を一新。スマートフォン対応アプリケーションを提供し、チャート表示や50種類以上のテクニカル分析機能を備える。通貨取引向けAPI(Application Programming Interface)の提供やビットコイン以外の仮想通貨への対応も予定している。
bitbank for brokerは、bitbank.ccと同等のユーザーアプリケーションや管理機能をパッケージとして提供する、金融機関などへの採用を想定したサービス。最短2週間でシステムを導入可能とし、仮想通貨の実質的な管理は不要。ビットバンクの仮想通貨取り扱い事業のノウハウに基づくコンサルティングサービスなども提供し、仮想通貨取引業に新規参入する事業者の迅速なサービス構築を支援する。
2017年4月に改正資金決済法(仮想通貨法)が施行される予定で、仮想通貨分野への既存事業会社の参入が想定されている。ただ、仮想通貨関連事業の運営は、技術面や法制度上で前例がなかったことから、導入時間やコストに関する点が課題とされている。bitbank for brokerにより、利用事業者はビットコインやブロックチェーンなどに関する深い知識を必要とせずに仮想通貨取引サービスを提供できるようになるとしている。
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