JavaScriptのStringクラスにおけるtoLowerCase/toUpperCaseメソッドと同じように、Angularで文字列を小文字/大文字に変換できるlowercase/uppercaseパイプの基本的な使い方を説明する。
※現在では、Web標準技術を利用したアプリ開発が広く普及し、そのためのフレームワークも多数存在しています。その中でも主流のフレームワークの1つである「Angular」を活用し、そのための知識を備えることには大きな意味があります。本連載は、Angularユーザーに向けて、その使いこなしTIPSを紹介するものです。なお、本連載は「Build Insider」で公開していた連載「Angular Tips」を同サイトおよび筆者の了解を得たうえで、本フォーラムに移行したものです。記事はBuild Insiderで公開した状態のまま移行しているため、用語統一などの基準が@ITの通常の記事とは異なる場合があります。
Angular 2/4対応。v2時点で執筆し、v4時点で内容を確認・検証しました。
文字列を大文字⇔小文字と変換するには、それぞれlowercase/uppercaseパイプを利用します*1。
*1 パイプは、AngularJS 1.xではフィルターと呼ばれていた仕組みです。
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
template: `
<ul>
<li>変換前:{{name}}</li>
<li>小文字:{{name | lowercase}}</li>
<li>大文字:{{name | uppercase}}</li>
</ul>
`,
})
export class AppComponent {
name = 'Webデリ - Spicy Tools, Delicious Sites.';
}
・変換前:Webデリ - Spicy Tools, Delicious Sites.
・小文字:webデリ - spicy tools, delicious sites.
・大文字:WEBデリ - SPICY TOOLS, DELICIOUS SITES.
JavaScriptのString#toLowerCase/toUpperCaseメソッドに相当するパイプです。シングルバイト文字だけでなく、マルチバイト文字も変換されます(この例であれば「Web」)。
処理対象:PIPE(パイプ) カテゴリ:基本
API:LowerCasePipe(lowercase)|UpperCasePipe(uppercase) カテゴリ:@angular > common > PIPE(パイプ)
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