インテル Xeonスケーラブル・プロセッサーを搭載するDell EMCの第14世代「Dell EMC PowerEdge」サーバに6つの新モデルが追加された。ラックマウント型に加え、モジュラー型やタワー型も用意し、広い顧客ニーズをカバーするラインアップを用意した。
デルとEMCジャパンは2017年9月28日、第14世代の「Dell EMC PowerEdge」サーバのラインアップを拡充すると発表した。ラックマウント型に加え、モジュラー型やデスクトップ型を含めた6モデルを追加。いずれも「インテル Xeonスケーラブル・プロセッサー」を搭載し、最大で2CPU構成が可能となる。
システム管理プロセッサの「Integrated Dell Remote Access Controller 9(iDRAC9)」へのアップデートやシステム管理コンソール「Dell EMC OpenManage Essentials」を最新版にしたことなどは、「Wave 1」としてリリースされた第14世代PowerEdgeサーバシリーズと同様。新モデルのこの他の特長は以下の通り。
ラックマウント型は、計算処理の多いHPC(High-Performance Computing)や仮想化環境用を想定する1Uサイズの「PowerEdge R440」と、SDS(Software Defined Storage:ソフトウェア定義型ストレージ)用途などを想定する2Uサイズの「PowerEdge R540」をラインアップ。ストレージは、R440が2.5インチドライブを最大10台、そのうち最大4台をNVM Express(NVMe)接続のSSDが使える。R540は3.5インチドライブを最大14台内蔵可能。価格は、R440が44万6300円(税別、以下同)から、R540が48万8100円から。
モジュラー型は、HPCやプライベートクラウド基盤用途などを想定する「PowerEdge M640」と高密度な仮想化やSDS、ビッグデータ分析などに向く「PowerEdge FC640」をラインアップ。M640は専用のエンクロージャに格納するハーフハイトタイプ。FC640は、2Uサイズのラックマウント型専用シャシーに格納するタイプで、1台のシャシーに最大4台実装できる。価格は、M640が71万4100円から、FC640が71万7200円から。
タワー型は、オフィスワークロードを想定した「PowerEdge T440」と最大8本のGPUカードをサポートする「PowerEdge T640」をラインアップ。T440は3.5インチドライブを最大8台、または2.5インチドライブを最大16台内蔵可能でGPUカードを1本内蔵できる。T640は、3.5インチドライブを最大18台、または2.5インチドライブを最大32台、または2.5インチドライブベイを最大16台とNVMe接続SSDを最大8台内蔵できる。GPUカードは最大8本を搭載可能。価格は、T440が47万6300円から、T640が55万2600円から。
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