SAPジャパン、機械学習機能を追加した最新版ERPスイート「SAP S/4HANA 1709」を発表財務管理や在庫消費予測機能も強化

SAPジャパンは、ERPスイート「SAP S/4HANA」の最新版「SAP S/4HANA 1709」を発表。予測分析や機械学習機能を新たに追加し、製造業や小売業向けの工程管理機能を強化した。

» 2017年10月04日 17時23分 公開
[高木理紗@IT]

 SAPジャパンは2017年9月29日、ERPスイート「SAP S/4HANA」の最新版「SAP S/4HANA 1709」を発表した。

 同製品は、IoTやデータ活用に必要な機能をまとめた「SAP Leonardo」の機械学習機能「SAP Leonardo Machine Learning」および予測分析機能を搭載。新たなアプリケーションとして、財務管理を行う「SAP Cash Application」、契約管理や商品の在庫消費予測を行う「SAP Fiori for contract consumption」、契約数量の消費を予測する「SAP Predictive Analytics Integrator」を備え、企業の業務効率化を促進するという。

画像 SAPジャパンによる「SAP S/4HANA」の紹介ページ

 また同社は、SAP S/4HANA 1709において、輸送管理ソリューション「SAP Transportation Management」、製造業向けのエンジニアリングおよび生産工程管理ソリューション「SAP S/4HANA Manufacturing」、決算自動化ツールである「SAP決算コックピット」などを新たに拡張機能として加えることで、業種ごとの個別のニーズと業務部門ユーザーのニーズへの対応を強化した。

 SAPジャパンは、同製品の導入プロジェクト向けに、同社のソフトウェア導入標準化ソリューション「SAP Best Practices」に載せる標準業務プロセスを従来の2倍に拡大。企業による同製品の導入プロセス効率化を支援したい考えだ。

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