Agoopは、Webブラウザで利用できる人流データの可視化サービス「Kompreno」の提供を開始した。世界200以上の国や地域の“最短10分前から2週間前まで”の人の流れや密集度、滞在時間、移動速度などの情報を地図やグラフで可視化する。観光地の分析や都市計画、出店計画などに利用できるという。
ビッグデータ事業のAgoopは、最短10分前の人の流れを地図やグラフなどで分かりやすく可視化するサービス「Kompreno(コンプレノ)」を開発し、2018年2月5日から提供を開始した。
Komprenoは、スマートフォンアプリから取得した位置情報データを独自技術で解析し、人の流れを可視化した「流動人口データ」を地図やグラフなどでビジュアル表示するサービス。世界200カ国以上の国と地域をカバーし、10分前から2週間前までの流動人口データをWebブラウザ上でいつでも簡単に確認、分析できる。
Komprenoでは、人の流れや密集度、滞在時間、移動速度などの情報を可視化して提供。こうしたデータは、観光地の分析や都市計画、出店計画などに利用できるようになるという。
例えば、「密集度の可視化」では、人の密集度をメッシュごとに色を変えたヒートマップで表示。「滞在時間の可視化」では、ある場所に滞在する人の平均的な時間を6段階(10分以内〜3時間以上)で表示する。また、「移動速度と方向の可視化」では、どの方向にどのくらいの速度で移動しているかを表示する。
同社は今後、さらに細かい分析機能などを順次追加していく予定としている。Komprenoの利用料金は、基本料金が月額30万円(税別)から。料金は利用範囲に応じて変動する。
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