「DEEP LEARNING LAB」勉強会の開催方針と、7割補助金が出るハンズオン講座イベントから学ぶ最新技術情報

ディープラーニングに取り組む人たちの間で人気の勉強会コミュニティ「DEEP LEARNING LAB」の概要と最新情報を紹介。今後の勉強会イベントの開催方針や、専門実践教育訓練給付で7割の補助金が受けられるようになった教育事業について説明する。

» 2018年02月23日 05時00分 公開
[一色政彦デジタルアドバンテージ]

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連載目次

ご注意:本記事は、@IT/Deep Insider編集部(デジタルアドバンテージ社)が「deepinsider.jp」というサイトから、内容を改変することなく、そのまま「@IT」へと転載したものです。このため用字用語の統一ルールなどは@ITのそれとは一致しません。あらかじめご了承ください。

 DEEP LEARNING LAB(以下、DLLAB)は、Chainerを提供するPreferred Networks(プリファードネットワークス、以下PFN)と、Microsoft Azureを提供する日本マイクロソフトが事務局となり、運営されているコミュニティだ。そのDLLABにとって初めてのエンジニア向け勉強会「異常検知ナイト」が2018年2月14日(水)に開催された。

 異常検知の概要から、最新研究の紹介、ソリューション事例の裏側など、エンジニアがディープラーニングで異常検知に関する課題を解決するためのヒントが多く学べる内容となった。会の最後に、DLLABコミュニティの最新アップデート情報が説明された。今回、DLLABの方向性が大きく変わってきたので、本稿ではその内容を紹介しよう。

DEEP LEARNING LAB(DLLAB)とは?

 DLLABは人工知能・深層学習(ディープラーニング)の実社会での応用推進を目標として(図1)、2017年5月23日に発表されたコミュニティだ(図2)。

図1 「DLLABとは?」(セッションで使われたスライド) 図1 「DLLABとは?」(セッションで使われたスライド)

図2 DLLABの立ち位置 図2 DLLABの立ち位置

 DLLABでは、これまでの8カ月ほどは、ビジネスパーソンに向けてディープラーニングの勉強会を開催してきた。前述したように今回は、これまでと違い、初のエンジニア向けの勉強会を開催した。

コミッティ企業とアカデミー企業

 DLLABには、事務局の2社に加えて、活動を支援するコミッティ企業や、教育を支援するアカデミー企業が加盟し、さまざまな取り組みに協力している。事務局+コミッティ企業+アカデミー企業の数は、初期の2017年秋ごろには5社だったが、現在では13社にまでに増えてきている(図3)。

図3 今回の勉強会で初お披露目となったスタンド 図3 今回の勉強会で初お披露目となったスタンド

今後の方針

 勉強会イベントサイトのconnpassに登録されているコミュニティメンバー数も増加傾向で、2017年末には1700名程度だったのが、執筆時点で2500名を超えている。ちなみに、これまではconnpassページのみだったが、今回、新たに下記リンク先の公式ページが公開された。

ビジネスパーソン向け勉強会イベント

 勉強会の開催は今回で13回目となる。これまでは、誰でも参加できるビジネスパーソン向け勉強会を、およそ月1回のペースで開催してきた。今後は、四半期に1回というペースになるとのことだ。ちなにみQ1(第1四半期)については、下記リンク先のとおり、すでに勉強会参加ページがオープンしている。

エンジニア向け勉強会イベント

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