川崎さんは新卒でいきなりコンピュータフォレンジック業務に携わることになり、「入社直後は用語1つ取っても分からないことだらけで、この時が一番辛かったです。人生で一番勉強しました」と振り返る。過去のコンピュータフォレンジック案件に関わる文書や書籍を、それほど得意ではなかったという英語の文献も含めてひたすら読み、知識を身に付けていったそうだ。
そんな川崎さんにとって大きな力になったのが、当時の会社の教育制度だ。チューターが1対1でつきっきりで指導してくれる「パダワン制度」を通じて、大きく成長できたという。
「師匠と寝食を共にしながら、寝ても起きてもフォレンジックという日々を送りました。今思うと、何もできない新人のお守りは大変だったと思いますが、『お前を一人前に育ててやる』と言ってくれ、心構えから技術まで、何でも教えてくれました」
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