Microsoftは、クラウド型データウェアハウスサービス「Azure SQL Data Warehouse」の正式提供を「西日本」をはじめとする3リージョンでも開始し、Azureの世界33リージョン全てが同サービスの正式提供リージョンとなった。
Microsoftは2018年3月27日(米国時間)、クラウド型データウェアハウス(DWH)サービス「Azure SQL Data Warehouse(以下、SQL Data Warehouse)」の正式提供を「西日本」「オーストラリア東部」「インド西部」の3リージョンでも開始し、Microsoft Azure(以下、Azure)の世界33リージョン全てが同サービスの正式提供リージョンとなったと発表した。
Microsoftによると、このリージョン数は主要なクラウドデータウェアハウスプロバイダーの中で最も多いという。ユーザーは、SLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)で99.9%の可用性が保証されているSQL Data Warehouseを、33リージョンでプロビジョニングできるようになった。
SQL Data Warehouseは、パフォーマンスに優れ、安全で、各国の各種規制に適合しているSQL分析プラットフォームだという。またSQLベースのデータビューと、フルマネージドのP(ペタ)Bスケールのクラウドソリューションを提供する。
SQL Data Warehouseは数分でプロビジョニングでき、数秒で60倍の規模にスケールアップが可能だ。また、標準で提供される「地理バックアップ(Geo-Backups)」機能では、データの地理的な耐障害性を確保できる。リージョン全体に渡る障害が発生した場合は、Azureの任意のリージョンにDWHをリストアできる。
Azureリージョンは、物理的に分離された複数の「可用性ゾーン」を提供する。可用性ゾーンは、低レイテンシかつ高スループットで冗長性の高いネットワークで接続されている。顧客は33リージョン全体で、これらの高度な機能を利用できるようになった。
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