横河レンタ・リースが、「Microsoft OneDrive for Business」に対応したPCの“データレス化”ソリューション「Flex Work Place Passage Drive」を提供開始。さまざまなデバイスから、Office 365のデータ共有機能やコラボレーション機能を利用できるようになる。
横河レンタ・リースは2018年4月26日、日本マイクロソフトのオンラインストレージ「Microsoft OneDrive for Business」に対応したデータレスPCソリューション「Flex Work Place Passage Drive」(以下、Passage Drive)の提供を開始した。
既に提供されている「Flex Work Place Passage」は、クライアントPCのデータをネットワークサーバやクラウドストレージに保存し、クライアントPCにはデータを保存しない“データレスPC”を実現するソリューション。ローカルHDDを不可視化して書き込みを禁止し、読み書きはファイルサーバ上のデータに“リダイレクト”する。クライアントPCは、それを意識せずに、通常のPCと同様の操作感で利用できる。
データが端末に残らないため、PCの持ち出しなどに伴う情報漏えいやデータ消失のリスクを低減し、万が一の際にはアカウントを停止するだけでデータを保護できるなど、セキュリティ面のメリットに加え、オフラインで作業ができないVDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)とは異なり、オフライン作業用のRAMディスクを備えているため、利便性も確保している。
また、ファイルサーバ上にデータがあることでバックアップが容易な上、リプレースや修理交換時のデータ移行、廃棄時のデータ消去といった運用負荷も軽減される。
今回新たに提供するPassage Driveは、データのリダイレクト先をOneDrive for Businessにしたもの。
Active Directoryとの連携やVPN(仮想プライベートネットワーク)の設定や専用ファイルサーバなどを準備する必要がなく、容易にPCのデータレス化を実現できる。また、Officeアプリケーションを含むOneDrive for Businessと連携したことで、さまざまなデバイスから、Office 365のデータ共有機能やコラボレーション機能を利用できるとしている。
利用価格は、スタンダードプランで1ユーザー当たり月額500円(税別)。
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