「RPAを導入したけど思ったようにいかない」――SHIFTが診断改修サービス「ROBOPIT!」を提供企業が抱えるRPAの課題を解決

SHIFTは、RPAロボットの診断、改修サービス「ROBOPIT!」を提供開始した。RPA導入後の投資対効果が当初のもくろみに到達しないという課題を抱える企業に対して、RPA導入の妥当性評価と改修に関する技術支援を提供する。

» 2018年05月16日 05時00分 公開
[@IT]

 SHIFTは2018年5月14日、RPA(Robotic Process Automation)のロボットファイルの診断改修サービス「ROBOPIT!」を提供開始した。同サービスは、同年1月31日に業務提携を結んだRPAテクノロジーズと共同開発した。

 RPAは、提携業務を自動化するシステムだ。コスト削減や人的ミスの削減、生産性の向上などが導入の目的で、最近では、働き方改革や生産性向上に取り組む企業が増えたことにより、導入が進んでいる。ただし、RPAについては社会の知見がまだ十分ではなく、RPA導入後の投資対効果が当初のもくろみに到達しないなどの課題が、SHIFTに寄せられているという。

 例えば企業では、システムのバージョンアップや業務の変化でRPAが止まってしまったり、導入前に想定した以上にRPA作成に時間がかかってしまったり、他人が作ったRPAをメンテナンスできなかったりといったトラブルがある。ROBOPIT!は、こうした課題を抱える企業に対して、RPA導入の妥当性評価と改修に関する技術支援を提供するサービスだ。

 ROBOPIT!は、作成済みのロボットファイルや関連ドキュメントを調査して、「初期投資」と「継続投資」の観点から検証した上で、改善の方向性を提示する。初期投資の観点ではRPA導入に向けた業務開発プロセスの妥当性を、継続的投資の観点ではRPAの導入によるリスク検証や保守運用にかかる負荷を評価する。提示する改善事項は、RPA開発のルール化やロボットファイルの改修などで、SHIFTはこれらのサポートも行う。

 用意するサービスのメニューは、大きく分けて以下の3種類だ。

  1. 診断サービス
  2. 改修・開発支援サービス
  3. メンテナンスサービス

 診断サービスでは、RPAの不調を診断する他、開発ドキュメントやロボットファイルの調査も行う。

 改修・開発支援サービスでは、診断結果に基づいてRPAの改修をはじめ、業務の自動化を検討する方法や開発/運用手順などの理解や習得を支援する。

 最後のメンテナンスサービスでは、支援したRPAに対して技術サポートを提供する。

ROBOPIT!のイメージキャラクター

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