パシフィックネットは、モバイルPC、Microsoftの統合ソリューション「Microsoft 365」、それらの保守・運用をオールインワンで提供するLCMサービスを開始。モバイルワークやテレワークに適したセキュアな運用環境を提供する。Windows 10への移行ニーズにも対応する。
パシフィックネットは、2018年11月1日から、モバイルPCとMicrosoftの統合ソリューション「Microsoft 365」を組み合わせ、保守・運用サービスなども含めて月額制で提供するLCM(ライフサイクルマネジメント)サービス「Marutto 365(まるっと365)」を開始する。
同サービスでは、LTE対応のデータ通信SIMを内蔵したノートPCに、「Office 365」「Windows 10」に加え、デバイス管理機能とセキュリティ機能を備えた「Enterprise Mobility+Security(EMS)」を統合したMicrosoft 365をキッティングして提供。
デイバス調達や通信環境の整備から、保守・運用、ヘルプデスク、使用済み機器のデータ消去、処分・再利用までをワンストップで対応する。
Windows 10の年2回の大型アップデートもパシフィックネットが対応するため、機能・セキュリティ面とも、最新の状態で運用管理でき、標的型攻撃やランサムウェアといった最新の脅威への対策を施すことも可能。
同サービスを利用することで、情報システム部門のIT管理業務の負荷を軽減しながら、モバイルワークやテレワークといったPCの社外利用に対応したセキュアな運用環境と的確な運用体制を構築できるとしている。
また、同サービスでは、2020年1月14日の「Windows 7」のサポート終了に伴い、PCのリプレースやWindows 10への切り替えを検討する企業もサポートする。PCリプレース時は、カスタマイズしたWindows 10環境を展開できるツール「Windows AutoPilot」を活用するなど、移行作業にかかる工数を大幅に削減するという。
なお、Marutto 365で提供されるPCは、「Entry」「Business」「Enterprise」の3つのプランを用意。低価格モデルから指定モデルまで、幅広く対応するとのこと。オプションでモバイルPCをデータレス化(PC内のファイルデータをクラウドに仮想化)することもできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.