Pivotal、Knativeを取り込んだサーバレスの「Pivotal Function Service」を発表KubeCon + CloudNativeCon 2018

Pivotalは2018年12月7日(米国時間)、同社が以前から予告していたKubernetesをベースとするサーバレスプラットフォームの「Pivotal Function Service(PFS)」を発表した。

» 2018年12月11日 07時11分 公開
[三木泉@IT]

 Pivotalは2018年12月7日(米国時間)、同社が以前から予告していたKubernetesをベースとするサーバレスプラットフォームの「Pivotal Function Service(PFS)」を発表した。現時点ではα版で、利用には申し込みが必要。インストールはコマンド1つでできるといい、現時点でPivotal Container Service(PKS)とGoogle Kubernetes Engine(GKE)、Minikube用のドキュメントがあるとしている。Pivotalはこれを、Pivotal Cloud Foundryが提供する選択肢の1つとして提供する。

 Pivotalは、Googleが2018年7月にKnativeを発表した時点で、その構成要素の1つであるKnative Buildなどにおける貢献をしている。Knative Buildは、HerokuやCloud Foundry Application Runtimeで使われてきたBuildpackに基づくもので、ソースコードから適切な言語ランタイムを適用、依存ライブラリとともにコンテナへのパッケージングを自動で行う。

 PFSでは、これにKnative Eventing、Knative Servingを組み合わせ、イベントドリブンなアプリケーション運用を実現する。PivotalはPFSについて、「エンタープライズグレードのKnativeに、開発者および運用担当者のためのツールを組み合わせたもの」という表現もしている。

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